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Steam Deckがめっちゃ気になっている

ゆずりょーです。

今個人的に一番欲しいなって思っているガジェットについて考察といいますか、熱弁をしたくてこの記事を書きました。

最近、モバイルゲーミングPC(以降UMPC)とかが話題になっており、最近ではそのような製品が増えつつあります。

そんな中でうちが一番注目しているのはSteam Deckです。

Steam Deckとは

Steam Deckは2022年2月25日に米国などで、日本では2022年12月(発送)から販売が始まったSteamを運営するValve社が開発したモバイルゲーミングPCです。

Steam DeckのOSにはLinuxベースのSteamOSが搭載されており、SteamやSteamゲームタイトルを快適に動作させるための機能が搭載されています。

Steam Deck ≠ 専用ゲーム機

ゲーム機としては高くない?とも捉えられそうですが、Steam DeckはNintendo SwitchやPlayStationなどといった専用ゲーム機ではなく、PCであるということです。

ですので、デスクトップマシンとして使うことや、OSを書き換えることもできてしまうのです。

ゲームならWindowsなのでは?

誰もが思ったことだと思います。ゲームするならWindowsの方がほぼ全ての主要ゲームタイトルが動くからそれでいいのではないか、と。

確かに普通のゲーミングPCであればWindowsで十分でしょう。

しかしSteam Deckは、スリープ復帰や電力効率など、最大限の効率を図るため、Windowsで起こりうる潜在的な不具合を軽減させることを目的に独自のOSを開発したのでしょう。

もちろんWindowsではないので、通常ではゲームの実行ファイルを起動させることはできません。そのために開発された互換ライブラリが「Proton」です。

Protonについて深掘り(やや技術的な内容)

ProtonとはLinuxでWindows実行ファイルを実行できるようにするプログラム、Wineをベースにした、Valveが開発している、LinuxでWindows系Steamゲームタイトルを動作させる(Steam Playという名称で提供されているみたいです)ためのライブラリです。

ProtonのソースコードはGitHubで公開されており、上級者はここからソースコードをビルドすることもできます。

ProtonでSteamのゲームタイトルが動作するかどうかを検証するコミュニティ、ProtonDBというものもあり、各タイトルを5つのランク(メダル)でカテゴリ化されています。

またSteamでは、タイトルが安定して動作するかの指標を各ストアページで公開しています。段階的にチェックしているため、全部のタイトルで検証されているわけではありませんが、検証されていれば、ストアページに順次反映されています。

他のUMPCはなぜ刺さらなかったのか

最近ではASUS ROG Allyや、Lenovo Legion Goなど、大手メーカーからもUMPCが販売されています。

しかし、それらの製品よりSteam Deckの方が関心が高かったです。

まず理由として、OSがWindowsベースであったことが一番の理由です。

先述の通り、Windowsの潜在的な不具合が発生することや、必要以上に電力消費を発生させてしまう可能性があること、あとは個人的にWindowsからの脱却を図りたいということもあり、それらの製品が魅力的に感じなかったのでしょう。

その他の理由として、Steamでゲームを揃えたい(積みたい)、持った感触がSteam Deckの方が良かったなどがあります。

OLED(有機EL)モデル登場で改善

Steam Deckは11月にOLED(有機EL)モデルを発表、発売しました。

Steam Deck OLEDモデルは、ディスプレイが有機ELになっただけではなく、プロセッサ(APU)のプロセスルールが7nm→6nmになったり、Wi-Fi 6Eに対応(ネットワーク速度が改善)したり、バッテリー容量が増えたり、若干の軽量化がされたりと、マイナーながら改善が行われています。

その分、最上位モデルが1TBストレージになったのに対し、価格は前モデルとそのままの価格で提供されるなど、実質的に値下げされています。

家電量販店等での展示で物欲が加熱

Steam Deckが欲しくなるきっかけとなった一番の理由として、2023年12月から、ヨドバシカメラなどの家電量販店で展示が始まったことが挙げられます。

実は以前、ビジネスイベントで触れる機会があったのですが、その時は展示を見ているので精一杯で、あまり関心が高まることはありませんでした。

Steamでゲームを集めたい

SteamはPCゲームプラットフォームの最大手であったり、主要タイトルもSteamで販売されていることが多かったり、そこそこの頻度でセールが行われていることなど、Steamにしかない魅力がたくさんあります。

他にもEpic Gamesなどのプラットフォームもありますが、SteamにはBig Pictureモードという、コントローラーに親しみやすいインターフェースで、ゲームを起動することができる機能も備えていたり、Steam Input(Steam入力)を通じて、古いタイトルでもコントローラーをうまく動作させる機能があったりと、ゲーマーにとって使いやすい機能が詰め込まれているのが魅力的です。

Steamにはないタイトルも、非Steamゲームとして追加することもできますので、Minecraft(Java Edition)を起動できるようすることだってできます。

なのであらゆるゲームタイトルをSteamに集約させたい、個人的にSteamが大好きなので、PCゲームタイトルを、Steamである場合は最優先でそちらを選ぶようにしています。

ちなみにですが、Steam DeckはSteamで入手したタイトルを中心にプレイすることができますが、コミュニティの手によって、Epic Gamesや他プラットフォームで動作するタイトルを取り扱うこともできます。

積みゲー消費に一役買う

Steamはセールになれば購買意欲が湧いて、思わず大量に買ってしまう傾向にあるので、ふとしたら持ってるタイトルが100個超えてた、なんてこともあります。

なので勢いで買ってそのままにしている、いわゆる積みゲーというものが発生してしまいがちですが、Steam Deckはその積みゲーを消費するためのツールとして一役買ってくれると、個人的に期待しているところです。

PCゲームは、PCを起動して、Steamを起動して、ゲームを起動して、という下準備がSwitchやPlayStationなどではどうしてもかかりがちですが、Steam DeckはSteamOSが搭載されているのでパッと起動して、パッとプレイする、といったことも可能だと思います。


以上、うちがSteam Deckが欲しい理由などを色々と熱弁してしまいましたが、今個人的にホットな製品になりつつあります。

日本のSteam Deck正規販売店のKOMODOでは、2024年1月8日執筆現在ではOLEDモデル(512GB, 1TB)は在庫切れが続いている状態です。

おそらく実店舗で販売している各家電量販店でも品切れになっているのではないかと思います。

欲しいものたくさんあるけど…、とりあえず貯蓄とか頑張ります…。